2007-03-08から1日間の記事一覧

渋井修「素顔のカンボジア」機関紙共同出版 (1993/05)

P145 カンボジアの歴史の中で、彼らがみずからの基本的権利というものを自覚してこなかったことも、ポル・ポトの言いなりになった理由の一つではないかと思う。 P183 私は、日本には別の「貢献」のあり方が可能だと思う。つまり、人づくりだ。 P212 カンボジ…

馬渕直城「わたしが見たポル・ポト―キリングフィールズを駆けぬけた青春」集英社 (2006/09)

「キリング・フィールド」は事実と違うと批判 アメリカなど大国の責任を問う *戦争において、一方が悪で一方が善というのは、存在しないのでは?

デービット.P. チャンドラー「ポル・ポト伝」山田寛訳、めこん(1994/11)

P20 幸福な子供であったり、影響力豊かな教師だったというのは、あくまで見かけに過ぎなかったのか。その親切さはまがいものだったのか。彼は物事を冷笑的に見る政治アニマルなのか、本当に信じ込んでいるのか、あるいはその両方が混ざりあっているのか。裏…

山田寛「ポル・ポト史 虐殺と破壊の四年間」講談社選書メチエ

P119 ツールスレンの山のような供述書は、人間の弱さの証明書でもあった。 P124 ツールスレンを生きて出たことが分かっているのは、たった七人という。ベトナム軍が首都に迫っている中でも、最後の後始末が行われたからだ。まさに恐怖に取りつかれた者たちが…