暦の雑学事典

 二十四節気は太陽が黄道を一年間で一周することから、黄道に設けた二四の目印に季節の名前を与えたもので、日付によって一年を表す暦とは直接の関係はない。どのような暦を使おうとも、二十四節気のそれぞれは、太陽観測によって一年のある時点に決まってしまうのである。
 したがって、立秋立秋らしからぬのは、「暦のうえの秋」だからではなく、「言葉のうえの秋」だからだ。これは二十四節気の名称が、もともと北海道と同じくらい寒冷な中国・華北地方の気候に基づいてつけられたことによる。

*国語科に必要な知識だけは貯えなあかん。
 なんとなくこの本の、論理展開おかしい気がする。「黄道に設けた二四の目印に」が基準だから、「ことば」の問題ではないのでは。それと「寒冷な中国でつけられた」のがはじめの理由にこないと、おかしいのでは?
 つまり、中国でつくられたこと、黄道を24にわけただけであること、という2つが理由となるのではないか。