論理に強い子供を育てる

u09042007-09-29

 「論理的に」とは、簡単にいうなら、とりあえずすぐに書きださずに、メモをとり、それを構成し、組み合わせてから、他人にわかるように、そのまとめとして文章を書いていくことです。

 つまり、本とは情報とか知識の寄せ集めではなく、知識の有機体=組織=オーガニゼーションなのです。

 杉みき子
 「これはなにも、私の町にかぎったことではありません。どんな町でも、どんな村でも、それを聞きだし見つけだそうとする心さえあれば、身のまわりのすべての風景が、いつも声のない声で語りかけてくれているのがわかるでしょう。私の小さな町は、みなさんの小さな町でもあるのです」
 ここに全てが語られているでしょう。「それを聞きだし見つけだす」ことが世界を読むことなのです。その心を育てることが、この『小さな町の風景』を読むことの意義なのです。