カリスマ受験講師細野真宏の経済のニュースがよくわかる本 日本経済編

u09042007-10-01

お金のやり取りが活発になされないとダメだが
なされすぎるとバブル崩壊
株の暴落って、無意味な金のやりとりによっておこる?


 非常にわかりやすい本だった。経済って、ちゃんといろいろなことが繋がってるんだと思った。経済用語を覚えるのが経済じゃないのね。ちゃんと、原因と結果があって、それを説明する時に使うのが経済用語なのだな、と。
 もっとも参考になったのは、バブルの説明。バブルが起こった根本の原因って、「土地の値段はあがり続ける」とみんなが思ってたことなんだな。土地の価値が上がり続けるので、企業も活動の実態がなく、土地を売り買いしてもうける。銀行がお金を貸すとき、土地を担保にする。そのため、土地の価格が下がったため、銀行の貸したお金は返ってこない。そのため、銀行がお金を貸し渋り、不況が長引く。ちゃんといろいろなことにつながりがあるのだなぁ、と分かったのがこの本のよかったとこ。まぁ、こういうのって予測てきなものがはらむから、考え方の違う人によって見方も変わってくるだろうし、いろいろな人がいろいろなことを言えるのかもしれない。そんななかで一番聡明な人がもっとも正しいと"思える"予測を立てるんだろうな。その予測の基盤になるのは、普通の僕らの消費欲求と、普通の僕らの仕事でなんとかモノを売ろうとする活動なんだな。ま、だから、基本、そんなに難しいことを言ってるわけじゃなくて、「将来が不安だから、みんな物をあんまり買いません」的な推測が基本なんだよな。