美の巨人たち

石田徹也「飛べなくなった人」

社会と自分 その関係を見つめるように

必要なまでの観察眼

現実とイメージを交錯させながら

社会の枷(かせ)、自分をしばってたり、自分を規定していたり、自分のはってるバリアも

閉塞感と無力感、一体感と違和感、いつか感じた生きにくさ

うつろなまなざし

なさけなさ、意識しないように、ズレ。こう見られたらイヤだな、という姿を絵に

シニカルでユーモラス 社会に潜む、両極の姿

いろんな人の評価、人物評価と、作品への言及、それと番組としての構成。
己の問題を絵に、その追及が、ある意味、自分の苦しみみたいなものを、より深く掘り下げていく作業になっていったんじゃないかと。自分の内面を表現する、そのための絵が、逆に絵を表現するために、自分の内面を模索しつづけなければならないような状況に、なってしまったのかもしれない。