はじめての部落問題

  • 「部落問題は知らないほうがいい」という考えを認めれば、「全ての社会問題を知らなくてもいい」という考えをも認めることにもなる。
  • タブーであると思ったからこそ、「なにも恐ろしくない」と発言したはずである。

 部落は他の差別問題と比べて目に見える「違い」が希薄なだけに、同化志向が強い。みなと「同じ」であることを強調して「違い」がないことを力説してきた。同質だから差別するな、という考え方は、異質なら排除しても仕方がない、という論理を含んでいる。

ほりさげ
すりかえ
あるレベルでストップ
根拠のないことによって、人間は差別しうるのだ
ということを知る必要がある
大きな枠組みに目がいく
偏見  優劣をつけたがる  誤った判断を起こしやすい人間
もっと人間のエゴの部分も
差別に関する教育の、うわべっつら、その部分の糾弾が一番面白い
差別に関する報道、タブーに関する明確なつっこみも
そういったことに対する、安易でなあなあな部分に 正確に判断を下す
世の中、職業だとかで単純に記号付けして、物事が進んでいっている勘がある。娯楽小説だとか、いかにもそうしたイメージを利用して、物語を進めていっている勘があるし。だから、そうした、一般的に僕たちが抱いてしまうようなイメージに、ちょっとした偏見が宿っているのだと知っておいた方がいい。物語の中で、利用されている、単純化されたイメージに、差別をいう悪を読み取れるように。また、そうしたものを利用している本だとか、映画だとかを、しっかりと陳腐なものであると判断できるような能力をもっておきた。わりかし、普段の会話でも、一方的に決め付けちゃっている人もいるだろうし、ここでこうして話している自分自身も、「普段の会話で、単純なイメージを利用している人」という、虚像そのものに、差別・偏見が含まれているのかもしれない。自分以外の人は、自分より劣っていて、単純に物事を考えている、みたいな偏見が。
あと、差別という視点から、人間を考えると面白い。心理学とか。社会学って、多くの分野に関連しているんじゃないか、と。