地球ドラマチック

『エイリアン プラネット』
 無人探査機が生物がいる惑星に行き、生物を探査するという内容。全て仮定の話なのだが、これが相当面白い。 
 分析が変に理系で、でも出てくる生き物はあきらかにウルトラマンに出てくるような怪獣。なのに舞台は、環境番組に出てくるような大自然。この番組全体を支配する、微妙なバランス空間。子供心を楽しませながらも、大人の考えも刺激する。世にある擬似科学本って、こういうバランス感覚によってなりたっているんだろう。
 芸術的センスも刺激されるし。根本はSF的好奇心だな。SF的好奇心自身が、そういった擬似科学的知識と、子供心と、芸術的センスによって成り立っているんだと思う。