社会福祉をつかむ

 かなり良い入門書。専門用語の説明ではなく、考え方から入る入門書といった感じ。教科書的ではない。有斐閣ってやっぱすごいな、と思う。
 それと、やっぱ自分は心理学的な、それも社会心理学的な本は吸収がはやいなぁと感じる。自分の中である程度、下地が出来上がっているからだろう。すいすい頭に入る。
 やっぱ人間、ある専門分野の、その分野の『考え方』を身につけるべきである。
 カウンセリングの本みたいだ。
 あと、確認問題がいい。深く考えるきっかけになる。自分がちゃんと理解していないことにも気付くし。こういう問いかけをされてはじめて、重要な部分に気付いたり、全体を理解できたりする。こういう国語の問題を解くような思考回路は、たまに使う必要があるな。ま、国語のように、単純な答えが用意されているわけではないが。大学で学習する内容のことって、ある程度自分なりに正解の無い答えを模索するような作業は必要だ。