仕事図鑑

 臨床工学技師
 すごい。プロの仕事だ。完全に機械が心臓の代わりをしているなんて!
 自分より年下が、こんな完璧な仕事をしているんだなぁ。
 やっぱ、その道を極める人って、自分の関わる分野に関しては完璧でなければならないのだと思った。過去にそうした完璧さを感じたのは、ロケのお笑い芸人だな。あの人らも、めちゃくちゃに暴れたあとに完璧にカメラに並んでって感じだったし。劇団四季の舞台設定の人らにも完璧さを感じた。身のこなしが、いかにも「職人!」って感じだった。あれは、動き方からして、凡人と違った。前の仕事のカメラマンの人たちも、考えてみれば完璧だった。自分の役割の時は絶対に手抜きはしてなかった。あの時の自分と、今の自分は変わっていないと考えれば、考えられなくもない。そうした一面的な見方はどうかと思うが。塾の仕事の時も、できるなって思う人は、話してても、内容が違ったし。すごく責任感をもった人だった。見ればわかる。見ればわかるのだ。自分だって、面接官に完璧に見られているのだな。自分ではわからないが、わからないところで、自分が出ているのだろう。しっかりせなな。
 少なくとも、自分が関わる作業に関しては、完璧にやらないとだめだと思ったな。仕事の内容が、やりたいことなのかどうかは別としても、とりあえずは目の前の仕事にたいして完璧にこなせないと、先はないな。それだけは言える。今日の話合いでの結論だ。