右翼と左翼
- 作者: 浅羽通明
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2006/11/01
- メディア: 新書
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フランス革命の影響をヘーゲルがうけてたってのをはじめて知る。そこからマルクスにいたるのも納得。やっぱ歴史から視線が大事なんだな。物事は時系列にそって考えるべきなんだ、と。フランス革命のインパクトはやっぱでかいだろうな。社会が変化して、階級が既成のものでは収まらなくなった時、革命がおこる。フランス革命を解釈したとき、ヘーゲルは弁証法として表現、マルクスは唯物史論として結びつけた。
正直、前半はよくわからん。要は右翼左翼は相対的ってこと? 基本を把握せずに、流し読みしすぎて、ごっちゃになっていった。
日本近代現代史のところはわかる。薩長士族が権力を持ってしまって、それを突き動かそうとしたのが『自由民権運動』だったてのが新鮮。なるほどね。
たしかに左翼に感じる歯がゆさは、極論が見えないからなんだよな。どっかで歯止めがかかってる。9条まもる、軍備を否定する、その先が見えないもんな。極論を示せばどうなるのかがわからない。ま、しかし、妥当であると思わせる「理念」で十分ってのもある。その妥当な理念も、わかりにくい。逆に右の方がシンプル。現実だから、考えやすい。そこに惹かれるのだろうか? そもそも軍備って、システムとしてもっといい方法がないんだろうか。人類の知を活かして、戦争が起きない『システム』が考え出せないだろうか。右は右で不毛な議論な気もするしな。