理系発想の文章術

・読む人の理解に沿った文章を書く

 目的に沿って一定の形式を守り、論理的な流れを明確にすれば、基本的には誰にでもすばらしい文章が書ける。

  • 文章のもっとも基本的な"単語"でさえも文脈に依存している。
  • 文章でもっとも大切なことは「流れ」をつくること。
  • 文章を書くとは多次元的な情報を"一次化"すること。読みやすい文章は容易に多次元化しやすい文章である。

・文章の上達

  • 短い文章をたくさんかく。原因→結果が一文で分かる文章。
  • ひとつのテーマをあらわす一文を考え、それに続けて根拠をたくさん書いていく。
  • 自分の興味のもったものを何でも文章にしてみる。

 文章を書くという行為の中には、単語を選択する、主語と述語を決める、文によりひとつの事柄を表現する、文と文をつなぐことで考えを進める、という多くの仕事があり、これらの仕事を行うことが思考を整理することにつながる。