クローズアップ現代

崩壊するリサイクル〜資源ごみ 中国流出の衝撃〜

中国のマネーパワーによって根底から揺さぶられている。今年発覚した製紙メーカー各社の再生紙偽装。その背景には、日本の古紙を中国企業が途方もない高値で買い集め、日本の製紙会社が「買い負ける」資源争奪戦の実態がある。
日本の再商品化業者が相次いで倒産し、国内リサイクルの輪が断ち切られる恐れが強まっている。空洞化が進む日本のリサイクル業界。

 かなり経済の勉強になった。
 「世界の工場」となった中国で、製品の包装に利用するダンボール用に古紙が必要となる。日本の古紙回収業者は、中国の方が高く売れるので、中国に売る。古紙を回収できなくなった日本の製紙会社が偽造へといたる。
 製紙業者が、自前で古紙を回収しているのではないのだな。そりゃ、会社と会社のやりとりでは、高い方にモノを売るわけだから、回収業者も中国に売るだろう。あるいみ製紙会社の下請けのような会社だっただろうから、中国という新しいパートナーができた時はうれしかっただろうし、少し鬱憤が晴れたような心持はあったんじゃないだろうか?