編集者の学校
- 作者: Web現代編集部
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/10/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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安原顯
・独自の情報収集をすべき
・「何をしたいのか」「何をすべきか」を掘り下げる
加藤仁
・取材において重要なのは、「何を知りたいのか」をハッキリさせること
吉岡忍
・取材対象を、「自分には関係ないこと」と捉えない
朝倉喬司
・新聞は概念を伝え、週刊誌はリアルな手ごたえを伝える
かなり流し読み。一人につきポイントは一つだけ。取材者も取材される側もプロだからか、話がまとまって、非常にスムーズに進んでいると思う。
読みながら、編集という仕事に憧れる反面、見えてこない面もある。ここで語られる話が真実なのかどうか判然としない。
いま思ったのだが、活字メディアに対するリテラシーとして読んだほうがいいと思う。みんな自分の仕事ぶりにたいして批判なんて書かない。客観的に、なぜ今出版不況なのか、雑誌はなぜ売れないのか、とか、業界全体の客観的な批判がいまいち読み取れない。自分達の仕事に対しての自己満足な部分しか見えてこない面もある。編集が楽しいから、編集をしているってのは聞こえはいいけど、なにかが足りない気がする。こういう自己陶酔みたいな業界気分は批判的でありたい。