干刈あがた

どこかヘンな三角関係

どこかヘンな三角関係

 安西さんの「『ふ』の書き方がわからなかった」なんてエピソードから、安西さんの"不思議な不思議方"を取り上げるところがおもしろい。こういう奇妙な思考をできる人って面白いと思う。そして干刈さんも相当なユーモアとエネルギーの持ち主。井上光晴さんとのエピソードで、迫りくる「死」に向かうあたりに、そのエネルギーを持ったユーモアを感じる。「死」の捉え方、描き方に。